更新日:2025年08月11日
公開日:2025年08月10日
夏シーズンも真っ只中ですが、やはりサングラスやカラーレンズのご要望が多い時期になっております。
さて、今回は紫外線対策とその機能についてご紹介します。ぜひご購入検討の参考にしてください。
1.「紫外線」とは一体何?
よく耳にする紫外線というのは、太陽光の中に含まれる「人間の目には見えない光(=不可視光)」を指す電磁波の一種です。
見える光(可視光)よりも波長が短くエネルギーが強いため、主に肌や眼病の影響が大きく、様々な対策グッズが販売されているのはご存じのとおりです。
ただ、紫外線が絶対悪というものではなく、殺菌作用や皮膚のビタミンDの作成など良い面もあるとされるため、0か100ということではなく、不必要な吸収を防ぐというのが紫外線対策の基本になると考えられます。
2.メガネとサングラスの紫外線対策
紫外線対策といえばサングラス、が良くイメージされ、例えば色が濃いほど紫外線のカット効果が高いのではないか?と思われる方も多いのですが、これは大きな誤解です。実際には無色のプラスチックレンズには紫外線カット機能が実装されているため、紫外線カットそのものは無色でも効果を発揮していま。なので、メガネを装用して生活している方ほど、長い目で見れば紫外線対策の効果が高いとされますね。
3.「メガネ」としてのUVカット率に注目
プラスチックレンズそのものは紫外線カット機能がありますので、対策は万全と思われがちですが、メガネやサングラスとして着用した場合には、隙間からの紫外線の侵入、そして侵入した紫外線がレンズ裏面の反射で目に吸収されてしまうという現象が発生します。このため、実際のトータルカット率については75%前後とされます。あとはフレームの形状やレンズのスペックでトータルカット率を引き上げることも有効とされますので、このあたりも紫外線対策として注目するポイントですね。
4.レンズカラー、高濃度にはご用心
レンズのカラーの効果については紫外線よりも「まぶしさ対策」のほうがメインとなります。このため、濃ければ濃ゆいほどもちろんまぶしさを抑える効果が高いのですが、濃すぎると曇天やトンネルなどの場所で視認性の低下など、デメリットも存在します。濃度とシーンの組み合わせは必須の検討要素ですので、このあたりもスタッフのアドバイスを参考にしていただけるといいでしょう。
以上、簡単に紫外線とカラーの関係性について紹介しましたが、次回のアイテム選びやメガネの作成時にぜひ応用していただけると日常生活が充実するものと思われます。もちろん、お気軽にお声掛けくださいね。
また、余談ですが車の中にサングラスを置いておく方が多く、変形や破損のご相談も多い季節です。元々メガネ・サングラスは50度以上の高温の環境には不向きなのです。手間はありますが都度持ち運びをしていただくことが耐久寿命を縮めない管理方法なのでご注意くださいね。